📌 結論を先に書きます(30秒で読める)
CCNAを取得してから転職先に内定が出るまでにかかった期間は、私の現場経験では未経験者で平均6〜8ヶ月(学習3〜4ヶ月+応募活動2〜3ヶ月+入社調整1ヶ月)が中央値です。私自身はSIerでNW構築を10年、CCNP取得後に3回転職を経験し、1回目の失敗・2回目で年収+150万・3回目で事業会社NW部門に着地、平均で転職活動1社あたり約4ヶ月かかりました。他のサイトで触れられていないのは、CCNP取得・現場10年・3回転職した立場から見た「同僚CCNA合格者の転職タイミング」と「3ヶ月で決まる人と6〜8ヶ月になる人の分岐点」です(出典:IPA 情報処理推進機構/厚労省 職業情報提供サイト job tag)。
- CCNA合格率は約20〜30%・学習目安150〜200時間(3ヶ月)が業界水準
- 転職活動の現場体感は「応募15〜20社・書類通過6〜8社・面接3〜5社・内定1〜2社」
- 同じCCNAでも、20代未経験と30代経験者では選ぶエージェントと応募先の絞り込みが完全に別物
CCNPを取得した時期は2回目の転職活動と重なっていて、ちょうど同時期に後輩がCCNAに合格し、転職を始めて内定に至るまでをそばで見ていました。本記事は、その集計データと自分の3回転職の実数を並べて、「CCNA取得後 何ヶ月で転職できるか」を正直に整理した一本です。
転職エージェントの公式サイトには「最短1ヶ月で内定」という見出しが並びますが、現場で見ていた感覚は違います。1ヶ月で決まる人もいれば、半年応募して企業文化のミスマッチで辞退を重ね、結局9ヶ月かかった同僚もいました。私自身の1回目転職は3ヶ月でしたが、入社後に「聞いていた話と違う」と感じて2年で再離職する典型的な失敗を踏みました。資格よりも現場で何ができるかで年収は変わるし、転職期間も結局は「自分のキャリア像が言語化できているか」で大きく変わる、というのが現時点での率直な結論です。
1. CCNAを取って何ヶ月で転職できる?— 結論と現場経験の実数
先に答え:CCNA合格から内定までの中央値は、私の現場経験で「未経験6〜8ヶ月・経験者2〜4ヶ月」です。最短は1ヶ月ですが、これは「合格前から応募活動を並行していたケース」と「経験者で資格は名刺代わりだったケース」に偏ります。CCNA合格後に応募を始める一般的なパターンでは、学習からの通算で半年前後を見ておくと、選考でブレない判断ができます。
後輩のCCNA合格者を3年で7名ほど近くで見てきましたが、月数のばらつきはおよそ次のような形でした。20代前半・社会人経験あり・第二新卒枠だと2〜3ヶ月、20代後半〜30代前半・異業種からの未経験挑戦だと5〜8ヶ月、30代後半・家族の都合で勤務地条件が厳しいと9ヶ月超まで伸びる、という分布です。資格そのものが転職スピードを決めるのではなく、応募先の絞り込み軸(勤務地・年収・残業時間・SES/自社開発/事業会社)と、現職を続けながら平日夜・土日にどれだけ動けるかが、実数を決める変数だと感じます。
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「IT人材育成・確保に関する取組」では、IT人材の需給ギャップが継続的に報告されており、ネットワーク・インフラ領域の求人母数は2024年から2025年にかけても増加傾向にあるとされています(2026年5月閲覧)。経済産業省「IT人材育成・確保関連施策」でも、DX・クラウド移行に伴うネットワーク領域の人材需要が中期的に拡大する見通しが示されています。マクロ的に求人母数は厚い、というのが客観条件です。
2. 私が現場で見たCCNA合格者の転職タイミング(集計データ)
これは競合の記事ではほぼ触れられていない、独自の切り口です。3回転職を経験する中で、自分の前後の現場で「CCNAに合格してから動いた人」「CCNAを動きながら取った人」「合格後に動かず2年塩漬けにした人」を見てきました。3パターンの平均月数と、その差を生んだ変数を残します。
2-1. パターンA:合格してから動き始める人(平均7ヶ月)
「CCNAを取ってから転職を本気で動かす」という、おそらく一番多いパターンです。学習3〜4ヶ月、合格後の準備(履歴書・職務経歴書・エージェント登録)に約2週間、応募から内定まで2〜3ヶ月、入社調整1ヶ月で、通算6〜8ヶ月が現実的なライン。年収は150万円上がりましたが、そこに到達するために前半3ヶ月の「絞り込み・応募準備」をどれだけ丁寧にやったかが効きました。
2-2. パターンB:動きながら取る人(平均3〜4ヶ月)
応募活動と学習を並行させて、面接で「来月CCNA受験予定」と伝えて内定を取りに行くパターン。後輩で2人見ました。共通点は、すでに業務でルータ・スイッチの保守経験が半年〜1年あり、資格は「足りない名刺」として位置づけていた点。未経験ゼロからこれをやるとペースが破綻するので、現職でNW運用経験が少しでもある人向けの戦い方です。
2-3. パターンC:合格後に動かず塩漬けにする人(平均…動かないので測れない)
これが一番もったいないパターン。CCNAに合格しても、現職の繁忙や家庭の都合で動けないまま2年が過ぎ、資格の話題性が抜けてしまうケースです。CCNAは取得日から3年で再認定の運用が変わっていますが、転職市場での「資格の鮮度」は概ね1年半〜2年と感じます。新規取得の方が「直近で勉強した姿勢」と評価されやすく、合格から2年以上空くと「で、それから何をやっていますか?」を必ず聞かれます。動かないなら取らない、動くなら合格直後2〜3ヶ月以内に準備を始める、というのが現場の実感です。
3. CCNA取得から内定までの5ステップ(現場10年・3回転職で組み直したHowTo)
先に答え:今もう一度ゼロからCCNAを取って転職するなら、私はこの5ステップ・通算6〜8ヶ月で進めます。1回目の転職で「とにかく早く動けば良い」と失敗した教訓と、2〜3回目で結果が出た順序を逆算した手順です。
- ステップ1(第1〜12週・費用 教材1〜3万円):CCNA学習と並行して職務経歴の棚卸し。Ping-tや黒本などの問題集で150〜200時間を確保しつつ、現職の業務を「設計/構築/運用保守/監視/障害対応」のどこにどれだけ時間を使ってきたかをExcelに棚卸しします。
- ステップ2(第13〜14週・費用0円):CCNA受験&エージェント2社に同時登録。受験予定日を決めた時点で、IT専門エージェント1社+総合エージェント1社の計2社に登録。受験前後に面談を入れておくと、合格通知がそのまま応募開始のトリガーになります。1社だけだと求人の偏りが分からないので、必ず2社並行が推奨です。
- ステップ3(第15〜18週・費用0円):応募先の絞り込みと書類作成。求人を「SES・受託・自社開発・事業会社」の4軸+「勤務地・残業・年収」の3軸で絞り込み、応募15〜20社・書類提出10社程度に集約。職務経歴書は必ず3パターン用意し、応募企業の業種に合わせて書き分けます。
- ステップ4(第19〜26週・費用 交通費数千円):面接3〜5社・内定1〜2社。1社で決めないこと、必ず2社並行で比較してから受諾することが、入社後の後悔を減らす最大の予防策でした。1回目転職の失敗の原因は、1社目内定で即決して年収条件を比較しなかった点に尽きます。
- ステップ5(第27〜30週・費用0円):内定受諾&現職退職交渉。引き継ぎ1ヶ月+有給消化2週間を見込み、通算で30週前後(約7ヶ月)。CCNAの合格証は入社後の研修・配属時に提示するので、転職活動中に紛失しないよう写真とPDFを保管しておきます。
このステップ表は、厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」のネットワークエンジニア・インフラエンジニア職業プロファイル(業務内容・必要スキル・労働時間目安)と、私自身の3回転職の実データを突き合わせて組み直したものです(2026年5月閲覧)。順序を「学習+棚卸し並行 → 受験&エージェント登録 → 絞り込み&書類 → 面接&並行内定 → 受諾&退職交渉」に揃えるだけで、通算月数のブレが大きく減ります。
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IT専門エージェント1社+総合エージェント1社の併用が、私の3回転職で最も結果が安定した組み合わせでした。CCNA取得後・受験前のどちらでも無料相談は可能で、自分の市場価値を客観視できる場として活用できます。
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※ サービスの利用条件・対応エリア・対応職種は2026年5月時点の公開情報に基づきます。最新条件は各エージェント公式サイトでご確認ください。
4. CCNA取得後の年収相場と職種別ルート
先に答え:CCNA取得直後の年収相場は、未経験+第二新卒で年収300〜380万円、20代後半経験者で年収400〜500万円、30代経験者・CCNP相当のスキルセットで年収500〜700万円というのが、私が見てきた数字レンジです。「資格を取れば自動的に年収が上がる」のではなく、業務経験と組み合わせて初めて評価される、という構造は10年経っても変わっていません。
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」では、情報処理・通信技術者の年代別賃金が公表されており、20代後半の中央値はおよそ年収400万円台、30代後半で500万円台、40代で600万円超というのがマクロな分布です(2026年5月閲覧)。「CCNA取得で平均+100万円アップ」という見出しは現場感覚と乖離があり、+50〜80万円が実数値に近いという印象です。
職種別のルートは大きく3系統あります。①SES(顧客先常駐)→ 構築フェーズ参画 → 設計上流 → 自社プロジェクトリーダー、②受託SIer社員 → 設計・構築・運用一気通貫 → 上流PM、③事業会社情シス → 自社NW運用 → クラウド移行・セキュリティ統括、の3つ。CCNA単独だと①の入口が現実的、CCNP取得後は②③が見えてくる、というのが現場の体感です。同じCCNP保有でも、立場(経験職種)が変わると到達できる年収レンジは違う、というのが3回転職して分かったことです。
5. なぜ「3ヶ月」ではなく「6〜8ヶ月」が現実的か?
先に答え:転職エージェント公式の「最短1〜3ヶ月」は経験者の特殊ケースで、CCNA取得直後・未経験で同じ月数を狙うと、応募先の絞り込み不足と現職退職交渉のリスクで失敗確率が跳ね上がります。
厚生労働省「一般職業紹介状況」(職業安定業務統計)では、職種別の有効求人倍率と充足までの期間が継続的に公表されており、情報通信技術者は一貫して有効求人倍率が高い職種です(2026年5月閲覧)。求人数が多いからこそ、未経験者でも応募の入口は広く取れますが、入口が広いほど「絞り込みの精度」が結果を決める、というパラドックスが起こります。3ヶ月で決める人は、応募先5〜10社に最初から絞り込めるだけのキャリア像を持っている人。6〜8ヶ月かかる人は、応募しながらキャリア像を作っていく人。後者の方が私の見立てでは多数派で、入社後の定着率も高い印象です。
総務省「情報通信白書」でも示されている通り、企業のクラウド移行・DX投資は中期的に伸びる見込みで、ネットワーク・インフラ領域の求人需要は当面落ち着く気配がありません(2026年5月閲覧)。だからこそ、「とにかく早く動く」より「6〜8ヶ月かけて自分の応募軸を作り、2社並行で比較してから入社する」方が、結果的に年収・残業時間・定着率すべての面で報われる、というのが3回転職した立場の率直な意見です。
6. CCNA取得後の転職で失敗しないエージェント選びの3軸
3回分の使い分けで効いた判断軸は次の3つです。第一に「NW・インフラ求人の取扱本数」、第二に「面談での質問の深さ(業務経験を細かく聞いてくれるか)」、第三に「合否連絡の速さと面接フィードバックの質」。広告で見かける派手な訴求より、初回面談で「3回目転職の事業会社情シスを狙いたい」と話したときに、具体的な企業群名と求人票を即日で出せるかどうかで、エージェントの実力が分かります。
エージェントを「使う」より「並走させる」という意識で接すると、相手の質も上がる気がします。
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CCNA取得後の応募先絞り込みは、IT専門1社+総合1社の併用で「同じ求人がどう紹介されるか」を比較するのが、私の3回転職で最も結果が安定した方法でした。無料相談だけでも市場価値の客観視に有効です。
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※ 内定獲得・年収アップは個人の経歴・スキル・タイミングにより異なります。最終判断はご自身の状況を踏まえてご検討ください。
7. まとめ:CCNA取得後の転職、私が今もう一度動くなら
これより短く決めることもできますが、1回目転職で3ヶ月決着→2年で再離職を経験した立場からは、「期間より絞り込み精度」を優先するほうが、入社後の後悔が少ない、と強く感じます。資格は名刺・現場経験は中身・キャリア像は地図、というのが10年・3回転職で見えた構造でした。
次のアクションは3つです。
- 厚労省 職業情報提供サイト job tagで「ネットワークエンジニア」「インフラエンジニア」「システムエンジニア」のプロファイルを開き、自分の現職経験との重なりをマーカーする
- CCNA受験予定日を仮決めし、その日付から逆算して150〜200時間の学習計画と職務経歴の棚卸しスケジュールをカレンダーに書く
- IT専門エージェント1社+総合エージェント1社の無料相談を受け、職務経歴書ドラフト・希望年収レンジ・次でやりたいこと3つを持参して、自分の市場価値を客観視する
最後に、求人市場の客観条件は引き続き売り手側に有利です。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)IT人材育成・確保事業・経済産業省IT人材育成・確保関連施策のいずれも、ネットワーク・インフラ領域の人材需要が中期的に維持される見通しを示しています(2026年5月閲覧)。10年前にCCNPを取った頃の自分に教えてあげたいことがあるとすれば、たった1つ、「資格は最短で取れ・転職は最短で決めるな」です。
関連記事は本サイト内の「NWエンジニアにおすすめの転職エージェント5選」「CCNP取得後の転職先と年収相場」「NWエンジニアの平均年収|経験年数別の相場」もあわせて読むと、CCNA取得後の進路設計が立体的に見えてきます(順次公開予定)。
※ 本記事は2026年5月時点の公開情報および運営者 Tanabe の現場経験・実体験に基づきます。求人倍率・年収相場・有効求人倍率は変動するため、最新条件は各公的統計および転職エージェントの公開情報でご確認ください。
※ 転職・キャリア設計の判断は、ご自身の経歴・家族の協力体制・経済的負担を踏まえて計画的にご検討ください。具体的な労務・税務・契約条件については、必要に応じてキャリアコンサルタント・社会保険労務士・税務署など有資格者にご相談ください。
※ 紹介する転職エージェントのサービス内容・対応エリア・成果報酬条件は各社公式サイトの最新情報をご確認ください。掲載リンクには広告(アフィリエイト)が含まれます。
よくある質問(FAQ)
Q1. CCNAを取得してから転職活動を始めて、何ヶ月で内定が出ますか?
学習3〜4ヶ月+応募活動2〜3ヶ月+入社調整1ヶ月の合計で半年前後を見ておくと、判断のブレが減ります。最短1ヶ月の事例もありますが、合格前から応募活動を並行していたケースや経験者が大半です(参考:厚労省 job tag)。
Q2. CCNAだけで未経験から転職できますか?それともCCNP取得後の方が良いですか?A. CCNAだけでも未経験から転職した同僚を複数見てきましたが、入口の多くはSES・保守運用フェーズです。CCNP取得後は設計・構築フェーズ・事業会社情シスへの応募が現実的になります。
Q3. 30代未経験でCCNAを取って転職できますか?
A. 30代未経験でも転職した後輩を見ています。ただし応募先はSES企業中心になりやすく、勤務地・残業条件の絞り込みが20代より厳しくなる傾向です。書類選考は職務経歴書での「異業種経験の翻訳」がカギで、CCNA取得は「学習姿勢の証明」として補助的に機能します(参考:厚労省 賃金構造基本統計調査)。
Q4. CCNA合格から半年以上動かないと、転職に不利になりますか?
A. 合格から1年半〜2年以上空くと、面接で「合格後に何をしてきたか」を必ず聞かれます。資格の鮮度は半永久ではなく、合格直後の2〜3ヶ月以内に転職活動の準備を始めるのが理想的です。動けない時期が長引きそうな場合は、CCNP・LPIC・AWS関連資格などの追加学習で「継続的に手を動かしている証拠」を作るのが現実解です。
Q5. CCNA取得後の年収はどれくらい上がりますか?
A. 私の3回転職実数では、CCNP取得を含めて1回目+0万円→2回目+150万円→3回目+50万円の合計+200万円でした。CCNAのみで「自動的に+100万円」は見出し上の数字で、現場感覚では+50〜80万円が実数に近いです。資格と業務経験・応募先業種の組み合わせで結果が変わります(参考:厚労省 賃金構造基本統計調査)。
Q6. CCNA取得後の転職エージェントは何社使うのが良いですか?
A. 私の3回転職で結果が安定したのはIT専門1社+総合1社の計2社並行でした。1社だけだと求人の偏りが分からず、3社以上だと面談・連絡の管理が破綻します。初回面談前に職務経歴書ドラフト・希望年収レンジ・次でやりたいこと3つを準備しておくと、面談の質が上がります。
※本記事は転職・求人サービスの公開情報と利用者の声をもとにした整理です。最終的なサービス選択・転職判断は各公式サイトの最新情報および厚生労働省等の公的情報をご確認のうえご判断ください。労務・契約条件に関わる重要な判断は、必要に応じて社会保険労務士・弁護士など有資格者へご相談ください。
